キャバクラとは?特徴・システム・楽しみ方の基本

キャバクラとは接待飲食店の一種で、キャストとの会話を楽しむ場です。「キャバクラ」という言葉は1984年に歌舞伎町で生まれました。特徴・基本システム・楽しみ方を、その成り立ちから初めての人向けに解説します。

キャバクラとは、キャストと呼ばれる女性スタッフとの会話を楽しみながらお酒や時間を過ごす、接待飲食店の一種です。歌舞伎町にも数多くありますが、中で何が行われるのか分からないまま身構えてしまう人は少なくなく、特別な作法が要る場所に見えて、実際の仕組みは数えるほどの要素でできています。

キャバクラとは

キャバクラは、席に付いたキャストと会話をしながら飲食を楽しむ形態のお店です。法律上は「接待飲食店」に位置づけられ、料理そのものよりも、会話・接客・空間の雰囲気を楽しむことが中心になります。

  • キャストが席に付き、会話や飲み物のサポートをしてくれる
  • 一人でも、複数人でも利用できる
  • 明るく華やかな内装や照明の店が多い

食事メインの飲食店やバーとは目的が異なり、料理を注文しなくても、席についたキャストと言葉を交わし始めればその時間は成立します。

「キャバクラ」は歌舞伎町で生まれた言葉

意外に思われるかもしれませんが、「キャバクラ」という言葉が生まれたのは昭和59年(1984年)、この歌舞伎町でのことです。

歌舞伎町商店街振興組合の公式サイトに記された街の歴史によれば、この年に「新宿キャッツ」という店が誕生し、キャバクラという言葉もこのとき生まれました。同組合はその画期をこう説明しています——それまで水商売はプロが接客するものという常識を覆し、素人の女子大生が接客したことで爆発的な人気を博した。これをきっかけに「キャバクラ」を名乗る店が急増し、社交飲食業における新たなジャンルになった、と。

つまり、この業態は40年ほどの歴史しか持たない、比較的新しいものです。そして重要なのは、その出発点が「プロの技芸ではなく、普通の人との会話」だったという点です。

成り立ちが、今の楽しみ方を説明している

この由来を知っておくと、後述する「上手に話す必要はない」「聞き役でも問題ない」という点が、単なる気休めではないと分かります。素人が接客することが受け入れられて広まった業態である以上、洗練された会話術を客の側が用意しなければならない場所として始まっていないのです。

歌舞伎町という街の側から見ても、これは特徴的な事実です。この街は昭和23年(1948年)に誕生し、劇場を中核とする芸能の街として構想されましたが、その構想になかった業態が街の中から生まれ、名前ごと全国へ広がっていった——キャバクラはその一例にあたります。

キャバクラの特徴

キャストとの会話が中心

キャバクラの一番の特徴は、キャストとの会話です。仕事の疲れを話したり、他愛のない雑談で盛り上がったりと、過ごし方は人それぞれです。上手に話す必要はなく、聞き役に回っても問題ありません。

時間で区切って利用する

多くの店では「セット」と呼ばれる時間単位で利用します。決められた時間を過ぎると延長になるのが一般的で、この時間の考え方が料金にも関わってきます。

基本システムの概観

キャバクラには、初めてだと戸惑いやすい独特の仕組みがあります。おおまかには次のような要素で構成されます。

  • セット料金:基本の利用時間に対する料金
  • 指名:気に入ったキャストを継続して呼ぶ仕組み
  • ドリンク:自分やキャストの飲み物にかかる料金
  • チャージ・TAX:席料やサービス料にあたるもの

こうした要素の組み合わせで会計が決まります。料金の内訳や仕組みをもう少し詳しく知りたい場合は、キャバクラ料金の仕組みで全体像を確認しておくと安心です。金額そのものは店舗によって大きく異なるため、入店時の料金説明で必ず確認しましょう。

楽しみ方の基本

キャバクラは、肩ひじ張らずに会話と雰囲気を楽しむのが基本です。

  • 気になるキャストがいれば指名するのも一つの楽しみ方
  • 会話に困っても、キャスト側が話を広げてくれることが多い
  • まずは短めのセットで様子を見るのもよい

なお、キャバクラと似た業態にクラブ・ラウンジ・ガールズバーなどがあり、雰囲気やシステムが少しずつ異なります。それぞれの違いを知りたい人は、業態ごとの違いを読むと自分に合った店を選びやすくなります。

特別な作法が要る場所に見えていたとしても、席に着いてしまえば会話はキャスト側が広げてくれます。客の側が事前に用意するものがあるとすれば、最初の料金説明のときにセット時間の区切りと指名の扱いを聞いておくこと——細かなルールや料金は店ごとに違うので、ここはその場で確かめてください。あとは短めのセットで様子を見て、居心地がよければまた来ればいい。素人の会話から広まった業態である以上、うまく話せる客であることは、はじめから条件に入っていません。

よくある質問

「キャバクラ」という言葉はいつからあるのですか?
昭和59年(1984年)です。歌舞伎町商店街振興組合の公式サイトは、この年に歌舞伎町で「新宿キャッツ」という店が誕生し、キャバクラという言葉もこのとき生まれたと記しています。40年ほどの歴史を持つ、比較的新しい言葉です。
お酒が飲めなくてもキャバクラで楽しめますか?
ソフトドリンクを注文して過ごせる店が一般的とされますが、メニューや扱いは店舗によって異なります。飲めない旨を最初に伝えておくと過ごしやすくなります。
予約なしでも入れますか?
予約なしで入店できる店が多いとされますが、混雑する時間帯や会いたいキャストがいる場合は事前連絡が確実です。受け入れの可否は店舗の案内で確認してください。